10/26青年部福井支部の低料金店体験報告会に参加しました。
私も、大和田にあるP店に友人と行ってきました。(所要時間35分。料金2000円弱。)
なぜこのようなことを企画したかというと、私たち理容組合員の当面のライバルである格安店の状況を見極め、
弱点・もしくは優れている点を分析。組合店としてどのように戦略を立てるか考察する。のが目的です。
参加者の報告を聞いてみると、どれも興味深かい内容でした。
弱点は、技術・衛生・サービスに大別すると・・・・
技術面は、バリカンカットが中心。技術者によってレベル差が激しい。新しいスタイルは苦手。
シェービングの技量が足りない。セットも良くない。整髪料の質・種類とも悪い。
衛生面は、刈り毛のあと始末が悪い。カット器具・カミソリを服のポケットより取り出す。シェービング中もマスクを着用しない。
サービス面は、ヘアースタイルの希望が伝わりにくい。ヘアー雑誌・週刊誌もない店が多い。無口である。癒しの空間というイメージはない。
しかし、良い点がないわけではなく、
技術面は、カットは昔より向上している。子供の場合親にカット後のチェックを入れている。白髪染めも苦手にしない。
衛生面は、小奇麗な店構え。
サービス面、挨拶が元気よい。待たせない。安い^^。
などが報告されました。
今会合では、意見まではまとまらなかったが、役員を中心に興味深く、有益なレポートが報告されることになると思います。
私が、レポートを求められたら・・・・こんなかんじでしょうか??
中高年の顧客に対しては、カットはバリカン主体で70点くらいの出来だが、「料金を考えれば満足」と答える可能性も高いと考えられる。
しかし、基本的に技術面では、私どもと大きな格差があるように感じた。特に若いお客様は対応不能の感があり、シェービングの質も悪いようだ。
衛生面も、服から器材を取り出すのは、移動を伴わず合理的かもしれないが、衛生面は最悪。マスクの着用も確認できなかったようだ。新型インフルエンザが、心配なこの時期。とてもお粗末に感じられる。
同じレベルで、理容全体の衛生面を見られるのはとても困ると思った。
サービス面は、挨拶もよく待たせない。低料金である。など確かに、優れている点も多いが、理容店にお客様が求めていると思われる、癒しの空間という感じはきわめて薄い。
これらの違いを把握し、格安店のターゲットゾーンであろう、子供と中高年のお客様を組合店に引き止める、お店の魅力を、いろんな店から磨いてアプローチしていかなければならないと感じた。
最後に、今回私と一緒に大和田P店にいったM氏の画像を貼り付けてみました。最初のがカット前・2番目が格安店カット直後^^;最後のが2ヵ月後、私が作ったヘアースタイル^。^
やはり、カット技法・技量・整髪料・セット能力の差は、歴然であると思う。
before
格安店カット
私が作ると・・・
当店は、衛生面も格段の差。癒しの空間の演出にも努力している。充分にまだまだ太刀打ちできる!!
と感じたのは楽観的過ぎだろうか・・・・^^; がんばります。