(2007年近畿大会・・・再推敲し県組合広報誌用に提出しました）
｢近江を征する者は、天下を征する｣のスローガンの下、７月９日大津プリンスホテルにて、第４７回近畿理容競技大会が開かれました。
春の福井県大会を勝ち抜き、近畿大会で好成績を残し全国大会を目指す、福井選手団も参加しました。私も今回は、選手団長という事であり格別の想いで大会に臨みました。
お隣の滋賀県が開催地であり、地の利を活かしたい所でしたが、各選手色々の問題が起こり、全選手が万全の体制で大会に望めなかったのは、残念に思いました。選手の福井県代表という自覚も大事にして欲しいですが、私どもサポートする立場の人間も、大会へ挑む心構え・モデルや技術のノウハウ等、大会に勝つためのテクニックを、更に教えていけたら・・と感じました。
大会当日、会場はさすが高級ホテルだけあって、素晴らしい環境でした。特に空調がよく、モデルさん選手とも助けられました。また、福井から応援に駆けつけられた方も多数おられ、とても心強くおもいました。組合役員・青年部の皆様の応援、女性部大久保様の、選手へのドリンクの差し入れ等、感激しました。本当にありがとうございました。
さて、福井県選手の出来栄えですが、私の主観で述べさせて頂くと、
一部クラシカルカット＆スタイルは３選手とも、ベテラン揃い。県大会よりも更に完成度を上げてきていて、素晴らしい！！ただ、更に良い他県選手の作品も目に付く・・・果たして入賞するのか!?!と期待に胸が躍った。二部レディスカットヘアは、福井からの参加選手ナシ。プロモデルを使った上位選手の作品が圧巻。今年は不参加だったY君が、しっかりと有力選手のビデオを撮っていたのが印象的だった。
三部REVO（レヴォ）福井県選手は、皆何かしら問題を抱えた状態・・・作品も、どうも実力を出し切れていない様子。誰が抜け出し全国大会の切符を勝ち取るのか？？
四部ブロース 去年とは大きく大会要項が変わり注目の種目。作品もデザインがさまざま、福井県選手も皆、自分のデザインの完成度を高めてきたようだった。
いよいよ、表彰式。選手・応援してくれた方々・私を始め、講師諸氏の期待とは裏腹に、喜びに満ち表彰台に上がる福井の選手はいなかった。唯一、第一部の松井選手が、惜しくも次点であった！というニュースが飛び込んだのみであった。健闘は称えたいが、団長としては「勝利の雄たけびを選手と一緒に挙げたいものだ。」と強く思った。
閉会式後、記念撮影をし、各選手と握手をし、この中から選ばれるであろう、秋の岩手県で開かれる全国大会、福井県代表選手の活躍を期待して、会場を後にした。
（後述）私は、理容競技会が、多くの優秀な理容師を育て、理容師の技術の向上につながっていると確信しています。また、県大会から世界大会まで、広くマスコミに取り上げられ、理容師の社会的な認知にも貢献していると思います。
楽観的かもしれませんが、理容業もこのように競技会を開く事ができ、選手を輩出できている限りは、未来が明るいのではないか？！と考えております。
これからも講師会の一員として、競技会選手をサポートしていければ、理容業界に少しでも貢献できるのではと思っております。これからもよろしくお願い致します。
中源博之
PS=ところで、福井県大会+近畿大会の点数の合計で全国大会の福井県代表選手は決定される。江口選手・前川選手・山田選手。出場決定おめでとうございます。
岩手でもう一暴れしてきてくださいね！！
